ノーモア ヒバクシャ

64年なんて中途半端な時期に何でこんなに特集尽くしなんだと思ったら、オバマ大統領の演説が契機になって核廃絶の動きが高まってるんだね、知らなかったよ。
人間ってのは基本的に欲張りなもんだから、一度持ってしまった「力」…というか自身の力を支えるための「より所」を手放すというのはよっぽどのことがないと難しいと思ってるんです、個人的には。「科学」とその究極である「核」は、現時点で人間が持ちうる「より所」の最たるもんですから、それを手放すというのはそれこそこれまでの人間が経験したことないくらいの勇気を振り絞る必要があると思うわけです。
とはいえ、それができるのなら…本当に人間が、自分たちのために勇気を振り絞って核を手放すことができるなら、人間はもう一つ次のステップに進めるんじゃないかと考えております。次のステップというと何ともおこがましい感じですが、少なくともこれまで想定されたよりは人間が滅びるのは遅くなるんじゃないかと(笑)。
自分が生きてるうちに、そういう瞬間に立ち会えるといいんですがね。どうかなあ。