自民大勝のナゾ

いくら何でも勝たせすぎだろ。
とはいえ、この結果もある意味予想できたのかもしれない。
「だって、小泉の他に誰がやる？」
こう思った人はわたしだけじゃないはずだ。とにかく役者がいなさすぎる。そして大衆にそう思わせるほど、メディアは小泉びいきだったということだ。
さらにまずいことに、民主は明らかに戦略を誤った。「政権交代」を前面に押し出しすぎて、本来の野党としての本分を忘れてしまっていたから。野党第一党として、与党自民党の掲げる「郵政民営化」について真っ向から意見をぶつけるべきところを、同じ板の上で戦うことを放棄したのだ。野党としての戦い方に徹すれば、こんな大負けはなかったかもしれない。
様々な要因があいまって、今回の結果になったのだろう。しかしこれじゃあ民主主義のみの字もないよな。どうなるんだろ、ニッポン。